私は女子校時代からの親友と、女2人で小さな会社を共同経営しています。それは海洋深層水を使った高糖度のトマトを扱う農園。うまみが詰まったフルーツみたいなトマトは大人気となり、地元紙からもたびたび取り上げられるように。ところがそんなある日、共同経営者の親友の裏切りが発覚したのです。親友がひょう変?親友と興した会社では、パートさんたちとの関係性も良好で毎日楽しく仕事をしています。和気あいあいとした農場で定期的に会議をおこない、上下の分け隔てなく、皆でアイデアを出し合っているのですが……。この日は、親友の様子がどことなく変でした。「何かあった?」と私が聞くと、彼女はおもむろに話し始めました。「ここも立ち上げて3年、大きくなったわよね。このへんで私、あんたとの共同経営は解消したいんだけど」「え?」突然の言葉に私は驚いてしまいました。「何それ……どういうこと?」「結構儲かったし、私は私で新会社を設立したいの。今よりもっと簡単にトマトを栽培して稼げるって話を聞いたからさ。共同経営だと利益も半分じゃん? だからひとりでやりたいわけよ」驚く私やパートさんたちをあざ笑うかのように、彼女はさらにこんなことまで言ったのです。「それに、写真やテレビ映えするのは私よね? 地味なあんたじゃただの農家のおばさんじゃん」「はぁ……!?」。私は親友の変わりようにあ然としていました。昔はこんなにお金に執着していなかったし、人をけなすようなことだって言わなかったのに……。「実はもう話が進んでいて。有能な社員は引き抜かせてもらいました。社長は私だけで十分。あんたらとはおさらばよ」と言い捨てると、彼女は部屋を後にしました。残された皆はあまりのことに放心状態。まさかこんな形で親友に裏切られるなんて思ってもいませんでした。決別後…それから数日後、元・親友は宣言通りに他の従業員たちを連れて農場を出て行ったのです。「社長、へこんでいる暇はないですよ」「従業員が減った今、残った人間で何倍も働かないと!」「トマトの納品を待ってくれている顧客がいます!」落ち込む私を励まし、力を合わせて頑張ろうと申し出てくれたパートさんたち。涙ながらに私も奮起しました。さらにその後、私の両親も知人たちを連れて手助けに来てくれました。友だちには裏切られたけれど、私はステキな人たちに囲まれている! そう思ったら逆に心が温かくなり、ますますおいしいトマト作りに精が出るように。その結果、生産もアップし新しい従業員も雇用。次々と注文が来るようになり、マスコミで取り上げられることも増えました。そしてそれから1年がたったころ……。ある日突然、決別した元・親友が私の農場にやって来たのです。1年が経過「親友でしょ、助けてよ!」と開口一番、私に泣きすがる彼女。泣きすがりながらも高飛車です。「よくこの農場に来られたもんね? そっちは計画通りひとりで大儲けしてるんでしょ?」私はわざとそう言ってやりました。今さら泣きついてくるなんて、うまくいっていないに決まっていますから。業界内でも彼女の新会社の話はとんと聞かず、「そ、そ、それが……。トマトが全然できないの! なんでよ!?」それはそうです。土壌や水が違うところで、思い通りのトマトを簡単に作れるなんて大間違いです。「ひとりで儲けたいからって私たちを裏切ったのはあんたよ。勝手に出て行ったあんたを助ける理由も義理もないわ。優秀な社員たちまで引き抜いたくせに……」すると彼女は消え入りそうな声でこう言ったんです。「お願い……。この農場に戻して。もう一度、共同経営者としてここでやりたいのよ!」そーれーはームリ!私は即座に却下しました。「それはムリ。去年あんたが出ていくときに事業はすべて処理したでしょ? 勝手に資金を新会社に流していたことだって、裁判沙汰にせず収めてあげたっていうのに……」そこに私の両親がやって来て、事態を察知。私の代わりにブチ切れしてくれたのです。「いまさら、どのツラ下げてやってきたんだい? ここはあれから、うちの娘とパートさんたちが協力して支えてきたんだ。儲けをひとり占めするために裏切った人間は、この農場に立ち入る資格はない。もうあんたの居場所はないんだよ」「悪いけど、私、取材が入っているから。もうこの話は終わりよ」と私がそう切り上げると、彼女は目に涙をためて、ブツブツつぶやきながら部屋を出ていきました。別々の道へその後、関係者に聞いた話によると、彼女は儲けに走ってろくにトマト栽培のことを考えていなかったのだとか。うまい話に乗せられて設備投資に大金をはたいた上、事業が傾くと社員たちのせいにしたため、職場環境も険悪だったそうです。やがてその新会社は倒産し、残ったのは多額の借金だけ……。こうして私のところに泣きついてきたというわけです。しかしそれは、真摯(しんし)に仕事に向き合わず、人を裏切って金儲けをしようとした彼女のせい。自業自得の結末です。一方の私は、農場はさらに軌道に乗り、毎日大忙しながらも笑顔を絶やさずに頑張っています。あれから海外進出も達成。愛情を込めて栽培しているうちのトマトのおいしさは、海外でも評判になりました。親友に裏切られたときにはかなりショックを受けましたが、親や仲間たちによって助けられました。これからも彼らのために、誠実かつ着実に事業を発展させられればと思っています。--------------昔からの友人であり一緒にゼロから会社を立てた仲だったのに、突然の裏切りはひどいです。しかも、資金流用や社員の突然の引き抜きまでしておいて、共同経営者に復帰したいとは開いた口がふさがりません。人望があり、真面目に経営を続けた主人公が成功して当然ですよね。著者/ウーマンカレンダー編集室/スカッと読者からの体験談をお届けします。
2024年04月30日59歳アラカンのミキ子さんが職場で出会った、気になる25歳年下の男性と過ごす日々を描いたマンガ。清掃パートをしている介護施設で出会った25歳年下のイケメン佐藤くんに、家を借りるまでという条件で部屋を貸したミキ子さん。しかし、食費や光熱費を払わずに居座ろうとされ、「夕食は作らない」と告げました。「困ります!」と抵抗する佐藤くんに、「私、佐藤くんのお母さんじゃないよ」と言うと……。佐藤くんは実家にも戻れないと…ミキ子さんに「お母さんじゃないよ」と言われ、言葉に詰まった佐藤くん。すると、「もっとやさしい人だと思っていました。だまさされた……」と言いだしました。驚いたミキ子さんは「家をすぐに見つけて出て行くとウソをついたのは佐藤くんのほう。だましたのはそっちと言いたい」と思いました。ミキ子さんが穏やかに「もし私にがっかりしたなら……」と……。「もし私にがっかりしたなら、この家を出て行ったほうがいいんじゃない?」と言うと、「お金がないって言っているじゃないですか」と答えた佐藤くん。「ミキ子さんと住むって話したら、母親が激怒した」と言い、だから実家にも戻れないと主張します。「しかも今後はコンビニ弁当になっちゃうし、ますますお金を貯められなくて、この家から出て行けません」とまで……。そして、「それともミキ子さんが引っ越し資金を貸してくれます?」と言いだしたのです。-----------------ミキ子さんに「夕食を作らない」と言われたことを、逆にお金を貯められない理由にしてしまうあたり、佐藤くんの意地の悪い性格が見え始めましたね。彼に引っ越し費用を貸したりしたら、言い訳ばかりして返さないのではないでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/おにぎり2525おうちが大好きな田舎育ちのアラフォー主婦。夫&息子と3人で暮らしている。自身の実体験や読者の体験談をもとにマンガを描いている。
2024年04月30日Webデザインスクールの体験セミナーの広告を見て、良いデザインの作り方などを知りたくなりセミナーに参加しました。セミナーに参加していくうちに私の中で気持ちの変化があり、今後のキャリアに迷った体験談をご紹介します。キャリアアップのためにセミナーを受講私はWebライティングの仕事をしているのですが、今後もライティングの仕事やWeb業界での仕事を受注し続けるためには、スキルを磨く必要があると考えていました。そのようなときに、たまたまSNSでWebデザインスクールのセミナーの受講生募集という広告が目に留まりました。このセミナーはオンライン上で受けられるもので、全5回受講するとバナーが自分で作れるようになるという内容でした。Webライティングの仕事では、記事を執筆するだけでなく、記事中に挿入する画像やバナーを作成をすることもあります。これまでは自己流で作っていたので、プロの仕上がりと比べると少し違和感があると感じていました。セミナーでバナーも作れるようになり、デザインの良し悪しも教えてくれるというので、申し込むことにしました。セミナーを通じてデザインを学ぶことでプロレベルとはいかなくても、今後の仕事に活かせると思い、受講日をとても楽しみにしていました。デザインの仕事もしてみたいいよいよセミナー受講の初日を迎え、ワクワクした気持ちでセミナーに臨みました。初日はバナー制作ではなく、Webデザイナーになるにはどうすればいいのかやデザイナーとして生活している人の話が主でした。また、デザインの作り方の説明もありデザイナーがどのように制作していくのか工程を知ることができ、とても勉強にもなったことを覚えています。私が受講したのは、Webデザインスクールの体験セミナーなのですが、ただバナーの作り方を教わるのではなく仕事の取り方も教わったことで、デザイナーとして仕事をするイメージができました。5回のセミナーでバナーの制作までできるようになるということで、セミナー期間終了後はバナー制作も受注できるようになるという話もあり、私でも副業でバナー制作の仕事が可能なのかもしれないと考え始めました。実際にバナーを作れたことで、より現実的にデザインの仕事もしてみたいと思えたことも大きいです。ライティングだけではなくWebデザインもできれば、会社でも副業でも役に立てられるのではと考えるようになりました。ライティングとデザインができれば、企業にも重宝されるのではないかと考え、セミナーが終わる5日目には、Webデザインスクールに正式に入会し、Webサイトの制作もできるようになりたい! と思うようになりました。Webデザインを学ぶ意義を思い出すセミナー期間が終わり、いざスクールに申し込むという段階で、セミナー初日に講師が「未経験で転職できるのは20代までです」と言い切っていたことを思い出し、スクールに通ってデザイナーとなることを少し見直そうと考え始めました。講師の話は転職に限っては20代までが未経験からということでしたが、フリーランスや副業として仕事を受注するのは40代でも可能かもしれません。しかし、企業で実績を積むことと未経験から副業で実績を積むことには、大きな違いがあると感じました。今の私には新しくデザインのスキルを身に着ける前に、しっかりとライティング力を磨くほうがいいかもしれないと考え直したのです。そもそも、セミナーに申し込んだ理由は今の仕事で画像やバナー作成に役立てたいというものでした。セミナーに申し込んだ当初の気持ちのまま、デザイナーとして仕事をすることよりも今のWebライティングの仕事をまずは頑張ろうと思い直しました。今回デザイナー志望ではない私でも、デザイナーの仕事やデザインの良し悪しが少しわかったので、セミナーに参加してよかったと思っています。まとめWebデザインについて学びたいと思い、セミナーを受講したら、「もしかしてWebデザイナーとしても働ける?」と淡い期待を抱くようになりました。しかし、20代でないと未経験から転職できない現実を知り見直すことになった私。よくよく思い返せばデザイナーになるためではなく、デザインの知見を増やしたかったのに、セミナーを受講中にすっかりデザイナーとして仕事をすることを考えていました。デザインの仕事をすることでよりWebの仕事でも役に立つと思いましたが、スクールに申し込む前に、Webライティングの仕事に生かすためにデザインを勉強しようとしたのを思い出して、ライティングで仕事をまずは極めていこう考え直した出来事でした。今後のキャリアに不安もありますが、あれこれ手を出す前に「これはしっかりできる!」という強みをまずは作っていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/Y.N.(46歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2024年04月30日年齢を重ねてくると、体力や筋力が落ちてくるのはしょうがないことだと諦めていました。しかし、できる運動を継続すれば、長く健康が維持できるのではないかと考えた私。実際、年を取ってもできる運動を実践したことで、体の変化を感じました。まずは手軽なウォーキングを楽しむ年を重ねてから、張り切って激しい運動を始めるのは危険です。若いころに比べて体重が増え、筋力は衰えているのにいきなりランニングをすると、膝や腰・足首などを痛める可能性が高くなると考え、まずは運動強度の低いウォーキングから始めてみました。最初から長時間歩いても長続きしないと思い、できる範囲で近所を歩くことから始めました。車で走っていたときには気付けなかったような街並みや、お店の雰囲気までわかり、違った楽しさに気付きました。近所を歩くだけでも運動をしている実感があり、とても気分が良いです。ウォーキングの後のお風呂は気持ちよく、生きていることを実感できる瞬間です。より遠くへ行ける実感慣れてきたら時間や距離を少しずつ延ばし、記録を更新するのも楽しいです。ウォーキングを始めたときと比べて、ラクに遠くまで行けている実感もあり、テンションを上げてくれます。ウォーキングには基本的にあまりお金がかかりません。ただ、地面からの衝撃を吸収してくれるシューズは、少し良いものを選んで履いています。軽くてクッション性の高いスニーカーなら、ウォーキングのお供にぴったりです。自転車にも挑戦以前から興味のあったスポーツバイク(自転車)にも挑戦しました。手ごろな金額のものを購入し、出かけて楽しんでいます。ウォーキングと比較すると、圧倒的に遠くまで行けるので、達成感があります。車道を走ることも多いので、安全には細心の注意を払います。ヘルメットは当然かぶっていて、夕方は前後のライトをつけて走っています。車を運転するドライバーや歩行者にもできるだけわかりやすいように、明るい色の服を着たり、反射材を使ったアパレルも身に付けたりしています。けがをしたスポーツ選手が、リハビリによく自転車を使うという話を聞き、納得しました。自転車は、体への負担が少ないからです。けがのリスクを抑えて、全身運動ができる自転車は、シニアの運動にも向いていると感じました。これまで、その日の気分でウォーキングか自転車かを選び、気持ちよく運動ができています。無駄な脂肪が減り、体が軽く強くなっていく実感があります。まとめウォーキングや自転車は手軽で、無理のない範囲でできる運動です。運動中や運動後は気分が良く、心地よい疲労感が得られます。最初から張り切って無理な運動をするのではなく、できる範囲で始めるのがコツだと感じています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。文/軽い運動好き次郎ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月30日年を重ねるにつれて、今まで可能だったことがだんだんとできなくなっていく寂しさがあります。趣味だったテニスも体の痛みから引退を考えることに。体力の衰えを感じて落ち込みましたが、趣味の代わりに新たな楽しみを見つけることができました。その楽しみとは……。趣味のテニスが楽しい日々私が定年退職してから見つけた新しい趣味は、テニスでした。体を動かすことが好きだった私はテレビのテニス中継で影響を受けたこともあり、テニス教室に通い始めました。若いころと比べると衰えは感じましたが当時はまだまだ60代、すぐに夢中になりました。教室には同年代の方も数名いたので通いやすく、同じ趣味の友人もできて楽しい日々を送っていました。加齢とともに現れ始める体の痛み悔しいですが加齢とともに老化は進むもので、70歳を越えた途端に膝や腰などが痛みだしてきました。それでもテニスは楽しいので自分をだましだまし続けていましたが、就寝時に眠れなくなるほど痛みが残るようになってしまいました。テニスをした翌日は疲れや膝の痛みが消えず、息子夫婦に手を貸してもらわないと買い物さえ行けない自分に落胆してしまいました。運動が好きな自分にとって、日課のテニスはなくてはならないもの。楽しみが失われてしまうことに心の中でおびえがあり、諦めることができずに教室へ通い続けました。まさかのドクターストップそんなある日、無理して通う姿を見かねたのか、とうとう息子に病院へ連れていかれることに。診断の結果はドクターストップ。いつ膝が壊れてもおかしくないとのことで、「テニスは諦めてください」と言われてしまいました。自分にとってはとても大切な趣味で、老後の楽しい習慣となっていただけに、大変酷な宣告でした。それに加え、趣味を通じてできた友人たちとも交流する機会がなくなってしまいます。しかし医師の診断、息子夫婦の心配を無視するわけにもいかず、泣く泣く大好きなテニスを引退することを決断しました。新たな楽しみの誕生テニスをやめてしばらくは、心に穴が空いたような感覚で何をしても楽しめない日々が続いていました。日々テニスをしていた時間ががっぽりと空いたため、暇に感じる時間がとても長くあるように思えました。出かけることも少なくなり、自宅で過ごすようになった私に、ある日思いがけない楽しみが舞い込んできました。家で長く過ごすようになると、息子夫婦が孫を連れて遊びに来る機会が増えたのです。孫は成長が盛んな時期で会うたびに変化を感じられます。失ってしまったものを埋めてくれるように、孫が私に懐いてくれることがとてもうれしく、次はいつ会いに来てくれるのか待ち遠しい日々に変わりました。楽しいことは、意外と周りにたくさん潜んでいるということを実感したのです。まとめ趣味のテニスが老後の楽しみでしたが、加齢とともに体力の衰え、体の痛みにより続けることが難しくなってしまいました。苦渋の決断でしたが大好きなテニスは諦めることを決意し、しばらくは空虚感に襲われていました。しかし、テニスをやめたことで生まれた空白の時間に孫が会いに来るようになり、新たな楽しみを見つけることができました。人生の楽しみは、いくらでもあることを実感しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。文/山田ごろうイラスト/サトウユカウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月30日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出。腫瘍が4cm以上あり、ステージが1B1期→1B2期へとランクアップしてしまいました。術後は体力回復のため、とにかく歩く生活に。座っていることが一番しんどかったので、2時間おきくらいにこまめに横になっていました。抗がん剤の恐怖で頭がいっぱいに手術によりおなかに30cm近い大きな傷痕が残ったとりだまりさん。この傷はかっこいいもので、自分の勲章だと言います。それは、みんなが助けてくれて、自分も頑張ったことの象徴だからなんだそうです。抗がん剤治療をおこなうかどうかは、病理検査の結果で決まることになっていました。ついにその結果が伝えられて……。病理検査の結果が出るまで、宙ぶらりんになっていた「今後の治療の有無」。ようやく結果が出て……抗がん剤治療をすることに。正直、涙が出そうになりました。激しいショックと、抗がん剤があまりにも怖くて、先生に「抗がん剤って本当に効果あるんですか?」と軽くキレてしまった私。だって抗がん剤、怖いもん。でも、先生の言葉で、なんだかとても安心したことを覚えています。抗がん剤治療をする覚悟も固まりました。「30万円のお高いカツラでも買う! 私の心の平安のために!」と以前は思っていましたが、いざ実物を買うとなると、「本当ににいいの……?30万円……」と揺れて揺れて。結局もう少し考えることにしたのでした。そんな私に、抗がん剤治療の先輩である、フルダテさんがくれたアドバイスとは……。昔、本当に似合わなかったので、このときも髪を短くするのが本当に嫌でした。それなのに、治療のために切らざるをえなくなって……。気付けば、「この人より、私のほうが不幸」と無意識のうちに比べて、不幸マウンティングを取ってしまって。そんな自分の不幸に酔っぱらっていた私ですが、美容師さんは心地よく酔いを覚ましてくれたのです。お母さんが弱っていくところを間近で見ていた経験は、とてもしんどいものでしょう。そのしんどさを、やさしさに変えることができた、とてもすてきな美容師さん。できれば私も、そんなふうになりたいなと、とても自然に思うことができました。彼のおかげで、似合わないと思っていたショートカットが似合うこともわかり、「嫌だな~」しかなかったこの時期が、ちょっと楽しいものになったのでした。ー------------------------抗がん剤治療を控えて、しんどい時期に、この美容師さんに出会えてよかった、とりだまりさん。つらいことがあると、無意識に人に当たってしまうこともありますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月30日血のつながった子どもやその孫はかわいいとよく聞きます。ですが、自分の子どもの配偶者をおとしめてまで自慢話をされるのは、誰でも気持ちのよいものではないと思います。私もそれが原因で、義母とはほとんど縁を切った状態になりました。結婚前には何も言われなかったのに夫からのプロポーズを受け、夫の実家にごあいさつに行ったときのことです。そのときは、義父と義母はとてもやさしく接してくれました。問われるままに私の仕事や両親の話もし、和やかにその場は過ぎました。結婚後は夫と2人で住む予定でしたが、義父母がやさしい方たちでよかったとホッとしたのを覚えています。結婚後に義母の身内自慢が苦痛になるとは、そのときは思いもしませんでした。自分の子どもや孫は優秀で当たり前ある日、義母が私がひとりで自宅にいるときに遊びに来てくれました。事前の電話連絡などもなく突然の訪問だったため、お茶と有り合わせのお菓子を出すのが精いっぱいでした。そんな私の様子を見て、「あらぁ、私の娘(夫の姉)はいつも私の好きなお菓子を切らさないでくれるのよ。まあ、本当の娘だからわかるのかもね」と笑いながら義母が言いました。心にちょっと引っかかりましたが、そのときはそれほど気にせず忘れてしまいました。それから自分の子どもの自慢話が始まりました。娘は美人でミス〇〇に選ばれた、息子(夫の兄)は頭がよくて有名企業に入ってくれて鼻が高い、夫は小さいころから女の子にモテモテだったなど、「自分の子どもたちは美形で優秀なの、私に似たのかしらね」と話すのを初めは黙って聞いていました。子どもたちの結婚相手は気に入らない発言私と会うたびに同じような自慢話は続きました。回を重ねると「娘の旦那は顔が残念だけど、孫は娘に似てきれいな子だから安心したわ」「息子の嫁は英語がペラペラらしいけど、いまどきはそんな人は多いわよね。どうしてあんな子と結婚したのかわからないけど、孫は息子に似て優秀なの」と話すように。それを聞いているのがだんだん苦痛に感じるようになりました。私のことも、他の人にはどう言っているのかわからないと不信感を抱くようにもなっていました。ある日、夫に義母の話をすると「母はそんな話ばかりして、姉や兄も本当は迷惑してるんだ。つらかったら無理に付き合うことはない」と言ってくれました。案の定、夫にも「子どもはあなたに似たほうがいいわね。お嫁さんに似たらかわいそう」「あんまり教育を受けていなさそうだけど、子どもが賢くなかったらお嫁さんのせいね」と言っていたようです。まとめ義母は「話し相手がいなくて寂しい」と言っていましたが、そんな話ばかりされていたら距離を置きたくなるのもわかります。それからは私は昼間にパートで働くようになり、義母との会話がだいぶ減り、ストレスも減りました。夫は義母に、習い事でもして友だちを作ったほうがいいよ、とすすめているそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/小野町子イラスト/マキノ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月30日田舎に嫁いだ私は、義母の言うことには黙って従っていましたが、それでは周りに迷惑をかけてしまうこともあるんだと思わされる出来事がありました。良い嫁になろうと頑張っていたのですが、できないことは無理しないほうがよいと気付かされたお話です。お祭りや行事が多い田舎生活夫の実家は昔から続く大きな農家。夫は長男なので結婚したら速やかに実家の跡を継ぎ、農業を手伝うように教えられて育ちました。田舎暮らしが始まり、すぐに子どもが生まれ、義父母は私たちの家庭を支援してくれたり、子育てを手伝ってくれ、恵まれているなとうれしく思っていました。お祭りや地元の行事、集会や農業など、子育てで疲れていても毎回必ず参加して頑張っていた私。特に近所からの評判を気にする義母の期待に応えようと、他の用事があっても断って参加していました。病み上がりでのお祭り参加秋のお祭りが迫っていたころ、子どもが水ぼうそうになりました。「お祭りの参加は無理かな……」と思っていましたが、お祭りの前日には体の水疱はほとんど消えました。もしかしてお祭りに参加できる可能性があるかもしれないと思い、念のため小児科を受診。すると、「もう2〜3日は家で安静にしていてください」と言われ、お祭りは諦めることに。家に帰ってそのことを伝えると、とても残念がっていた義母。でも、「少し顔を出すくらいなら大丈夫よ!」と義母が言うので、「お祭りに行くのは難しいかなと思います」と伝えていました。ところが、義母は翌日子どもを無理やりお祭りに連れて行ってしまいました。義母と子どもがいないことに気付いて慌ててお祭りに向かうと、義母は上機嫌で近所の人たちに孫を自慢していました。周りに迷惑をかけてしまったまた子どもの顔にまだ水疱の痕があったため、「それ、どうしたの?」と子ども連れの若いママに聞かれ、義母が理由を話すと、突然迷惑そうにママは離れていきました。さらにその日の夜には、病み上がりで疲れたのか子どもが発熱。さすがに子どもにもかわいそうなことをしたと思いました。他の人に感染することはありませんでしたが、「義母にお祭りには行かせないでくださいとはっきり言えばよかった。周りにも迷惑をかけてしまった」と猛反省。もともと義母とは他人でも、家族になったのだからすべて義母の言う通りにするのではなく、わかってもらえるまで自分の気持ちを話すことは大切だと痛感しました。まとめそれからは、友だちの結婚式や私の家族の用事など、優先しないといけない用事があるときは、地域の行事への参加はちゃんと断るようにしています。そのときは義母の機嫌をかなり損ねてしまいますが、「後悔先に立たず」ということになってしまうこともあるので、そこはちゃんとしないといけないと思わされた出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/陸えま子イラスト/Ru著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月30日私には、梅雨の季節から夏にかけて毎年履いているお気に入りのラバーシューズがあります。履きやすさと発色、デザインにひかれ、何足もリピート購入していました。ある日、何げなくこのラバーシューズに足を入れたときの違和感から始まった、私の靴探しについての体験談を紹介します。私の定番は履きやすいラバーシューズもともと外反母趾気味で足幅が広い自覚はありましたが、20代のころは「おしゃれに我慢はつきもの」と自分に言い聞かせ、エナメル素材のヒール靴を無理して履いていました。けれど仕事で外出して長距離を移動すると、足の親指や小指の付け根部分が痛くて……。電車などで座るとすぐに靴を脱ぎ、少しでも圧迫感をなくすようにしていました。しかし我慢はそう続きません。31歳で新入社員の教育係を担当すると残業が一気に多くなり、帰宅するころには足が痛くてはだしで歩きたくなるほどに。そしてついに「30代に我慢は禁物!」 と、履きやすい靴を求めるようになりました。仕事を辞め、子育てに専念しているここ数年は、フラットシューズがすっかり私の定番。友人と会う日はバレエシューズタイプ、ちょっとした外出にはスリッポンタイプなど、いくつかのフラットシューズを履き分けています。中でも、雨の日に履けてそのまま水遊びもできるラバーシューズは、梅雨から夏にかけて大活躍してくれる私の一番の愛用靴でした。ラメがキラキラ光りメッシュになっているのが良いんです。色違いをリピ買いするほど愛用していました。少しずつラバーシューズが裂けていく…梅雨が近づいたころ、昨年履いていたラバーシューズに足を入れてびっくり。足幅部分がきつくなっていたのです。そもそもフィット感のある製品ですが、明らかに昨年と履き心地が違う……。これはラバーの劣化だろうと安易に判断し、ネットでリピ注文しました。1週間程で到着したのですぐに試してみると、なぜだろう、新品はさらにきつい。夜だったので足のむくみが原因かもしれないと、翌朝もう一度試しましたが結果は変わりませんでした。残念ながら返品しましたが、そのうちに私にとってラバーシューズが欠かせない季節、梅雨が始まってしまいました。仕方がないので、昨年履いていたきつくなったものを無理に履いて過ごしていましたが、少しずつラバーシューズが裂け始めているのがわかりました。夏休みに入ると子どもと一緒にラジオ体操をしたり、鬼ごっこをしたり、近所の海に行ったり、ラバーシューズを履いてアクティブに動き回る日々。シューズの裂け目はどんどん広がり、ついに限界レベルに! 急いで代わりに履けそうな靴を探すと、マリンシューズを発見。ラバーシューズ以外に子どもと遊び回ることのできる靴は、もうこれしかありませんでした。ラクだからと安易に幅広の靴を選ぶのはダメ!?夏休み後半、子どもの靴を買いに行った際に思い切って靴屋の店員さんに相談。すると「女性は特に、年齢とともに足幅が広がる方が多いんですよ」と、まったく想像もしていなかったことを言われました。長年、上から体重をかけ続けることで、足の親指と小指をつないだ「付け根の横アーチ」と呼ばれる関節部分がどんどん平らになり、結果、足幅が広がっていくそうです。また女性の場合は、30代から徐々に姿勢が前方へ傾いていく傾向があり、より前足に体重がかかるように。そのため、女性のほうが足の幅が広がることが多いと考えられているとのこと。まさに目からウロコ! 靴がきつくなった理由に納得しました。店員さんの話では「ラクだからと、安易に幅広の靴を選んでしまう方が多いんです。でも、足に合わない靴を履いていると、膝や腰などに別の障害が出ることもあるんですよ」とのこと。シューフィッターなど靴の専門家に計測してもらった上で、試し履きをして靴を購入するのが一番と勧められ、言われるがままにスポーツサンダルを購入しました。ZOZOMATで靴探しスポーツサンダルはたしかに歩きやすいし、水に濡れても何の問題もありません。幅広足にもぴったりで、とても重宝しました。ただ率直に、ときめかないのです。ラバーシューズのキラキラしたラメに、梅雨時のモヤっとした気持ちが緩和されていたようでした。そこで、「ZOZOMAT」を入手。これは足測定用マットのようなもので、これで測定した結果に基づき、自分の足に合った靴をZOZOTOWN内から探して提案してくれます。気分の上がる靴を期待して結果は……上位17位までスニーカー。18位にようやくモカシンが登場しました。まとめお気に入りのラバーシューズが裂けたことで始まった私の靴探し。履きやすくて気分の上がる靴はなかなか出合えませんが、まだ時間はあるのでときめきを大切にしつつ、今の足にあった靴探しを続けていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/わくい(42歳)「人生やっぱわくわくしなくちゃ」をモットーに、漁港のある小さな港町で、子どもたちと全力で遊ぶ日々。
2024年04月29日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。しかし、記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。退院後の入居施設も見つかりました。後日、入居可の返答が届き、話が進む中、病院からお父さんが発作を起こしたと連絡が! さらに、治療のためなんと最初の病院へ転院が決定。「振り出しに戻った」と泣き笑いのエェコさん。しかもお父さん、転院先で暴れてしまい、鎮静剤を打たねばならない状況に。不安に駆られたエェコさんが叔母さんに電話をすると、覚悟をしておくよう言われて大ショック。挙句の果てに、ゲッソリして帰宅したエェコさんを迎えたのは、お父さんの入院費や定期購読していた健康医薬品の請求書。さらに、お父さんのスマホを解約しようとするも、途中解約金などの支払いが生じるのは必須。支払いだけでなく、代理解約にも問題が山積みです。戸籍謄本を持って携帯電話会社に向かうと、病気で話せない状態だから代筆をしたのに、電話で本人確認が必要とのことで却下。委任状を本人に成り代わってもう一度書き直すよう言われたのです。泣く泣く翌日別店舗に行くと、今度は丁寧な対応で、メンタル激弱になっていたエェコさんは店内で号泣してしまったのでした。スマホ本体の残額や違約金は、2万弱で済んだものの、痛い出費です。さらにその後、父が入院している病院へ向かいました。入院棟に寄ることに既知のソーシャルワーカーさんと再会したエェコさん。生活保護のこと、役所との連携の依頼、転院先の希望、父の様子など、話すことは山盛りでした。さらに、「お葬式の準備、したほうがいいレベルですか?」とこわごわ尋ねると、「回復してきて気力に満ちあふれているらしい」との返答で、その言葉に心底ホッとしたのですが……。ソーシャルワーカーさんとの面談終了後、父の入院棟に寄ることに。看護師さんいわく、父はメンタルが不安定で暴れたり暴言を吐いたりするのだとか。転落防止のためもあって、車椅子にベルトで固定されているという状況をのぞき見すると……。父は、病院の廊下を車椅子で放浪していました! 悪化しているのか回復しているのか……。動けるようなので、今すぐということはなさそうですが、私にとってはやはりショックな姿でした。--------------お父さん、起き上がって車椅子でも自力で動こうとするほどには気力も体力も戻ってきている様子。精神的に不安定な症状は心配ですし、回復と呼べるのかはわかりませんが、早く容態が落ち着いてエェコさんと面会可能になれますように。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2024年04月29日38歳の友人の話です。待望の子どもが生まれ、これから夫婦二人で協力しながら幸せな生活が送れると期待していた友人。しかし、初めての育児に奮闘する友人をよそに、友人の夫は娘に無関心で育児に参加しようとしません。娘のお世話を頼んでも拒否されることが多く、遊び相手すら面倒臭そうにしていたのです。そんな育児に非協力的な夫に友人が出した答えとは?子どもが生まれてから態度が急変した夫私の友人は2年の交際を経て34歳で結婚し、現在専業主婦をしています。付き合っていたときから頻繁にのろけ話を聞くほど仲が良いカップルで、私はいつも微笑ましく思っていました。友人は昔から子どもを強く望んでいて、年齢のこともあり少し焦る様子もありましたが、37歳のときに無事女の子を出産。出産前から友人の夫も「この子に会えるのが楽しみだな~」と友人の大きなおなかをなでながら、子どもが生まれてくるのを待ち望んでいたそうです。しかし、出産して2カ月がたったころ、夫の態度が急変。妊娠中は友人の体を気づかい、家事を率先して手伝ったり夜寝る前にマッサージをしてくれたりとやさしかった夫ですが、出産後はなんとなく冷たい雰囲気に。娘のことを相談しても「○○(友人)に任せる」と関心がなく、常にイライラした様子に友人は悩んでしまいます。友人は「今まで二人だけの生活だったから、まだ娘がいることに戸惑っているのかな?」「もしかして私が娘を育てることでいっぱいいっぱいになっているから、寂しいのかも」と夫を心配し、意識して夫にやさしくしていたのだそう。子どもの相手をしない夫に不満がたまり……それから数カ月がたっても夫の冷たい態度に変化はなく、ひどくなる一方。家事や育児はまったくと言っていいほど参加せず、おむつの交換や育児用ミルク作り、お風呂を入れるのを頼むと「面倒臭い!」と拒否されることもあったのだとか。そんな日々が続き、友人の娘も生後9カ月。つかまり立ちや伝い歩きをするなど、ますます目が離せない時期に入ります。ある日、友人が夕飯を支度しているときに「揚げ物するから10分だけ●●(娘)見てて」と夫に頼んだそうです。夫は無言であったものの、「結構大きい声で言ったし、夫も娘の近くにいたから見ててくれるよね……」とキッチンに戻った友人。しかし5分もしない間に「ゴン!」と音がして娘の大きな泣き声が家中に響き渡ったのだそう。びっくりした友人は火を止め、慌ててリビングへ。そこには娘が泣いているのにソファに寝転んだまま優雅にスマホでゲームをしている夫の姿が! 焦る様子もなく「つかまり立ちしてて、バランス崩してちょっと頭ぶつけただけだよ」と話したそう。こうした出来事は今回だけではありません。ゲームやテレビなど自分のしたいことを優先して娘の遊び相手すらまともにしない夫に堪忍袋の緒が切れた友人は「仕事で疲れているのもわかるけど、●●(娘)と10分遊ぶこともできないの!? 揚げ物する間だけ見ててほしいって聞こえてたよね!?」と、夫に大声で怒鳴ったそう。夫に期待しないことを決めたすると、夫は沈んだ表情で「育児したくない……」とつぶやいたのです。思いも寄らない言葉に驚きを隠せず「え……どうして? 自分の娘だよ? かわいくないの?」と聞き返す友人。夫は「初めは赤ちゃんが生まれてくるのは楽しみだった。だけど一緒に生活していくうちに夜泣きはうるさいと感じるし、〇〇(友人)に育児を頼まれると面倒臭い、嫌だと思ってしまう。俺の中では●●(娘)と遊ぶことも育児だから……」と続けます。友人は夫のこれまでの行動や、今回の言葉を聞き「あぁ、この人は父親になるのが早かったのかも」と悟ったのだそう。そして、「嫌々遊び相手をされても娘もうれしくないだろうし、夫の気が向いたときにだけ娘の相手をしてくれればいい」と気持ちを切り替えることに。家事育児の負担はあるものの、夫婦の喧嘩も減り、穏やかに過ごせる日が増えたそうです。まとめ子どもが生まれたら誰しもすぐ親になれると思っていた友人。今回の出来事で、父親の自覚がすぐにわかない人もいるんだと気付いたそう。友人は、娘が言葉を話すようになって意思疎通ができる年齢になったら、夫の娘への接し方も変わるかもしれないと話していました。家事や育児を積極的にする夫もいれば、まったくしない人もいます。スッキリした解決ではないかもしれませんが、私は今回の友人の体験を聞いて、夫婦生活をする上で、諦めることや相手に期待しないことも時には必要だと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/へそ著者/Mana(36歳)人見知りしない元気いっぱいの女の子のママ。初めての育児に戸惑いながらも、夫婦二人三脚で育児を楽しんでいます。
2024年04月29日ネットに載っていた広告にまんまとだまされてしまいました。その広告の通販サイトには、私好みの服がたくさん載っていたので、「もうこれは買うしかない」と思ってそのサイトを開きました。送料無料に引かれて1万円以上購入サイトの広告には「1万円以上は送料無料」と表示されていました。この言葉も魅力に映り、1万円以上になるように合計で4点購入しました。しかし、つい勢いで洋服を買ったものの、後から一体どんな通販サイトだったのかが気になり、調べてみました。通販サイトの口コミは散々だった最初に見た口コミは良い評価しかなかったのですが、念のため他の口コミも探してみることに。するとこの通販サイトは海外のもので、ろくなことが書いてありませんでした。高い勉強代を払うことに…口コミを見てすぐに「買って失敗したかも……」と思いました。でも、もしかしたらいい物が届くかもしれないと、一縷(いちる)の望みをかけてみました。が、案の定、色・柄などは商品画像と微妙に違っていてサイズも全然合わず、高い勉強代を払うことになりました。まとめこの経験により、私は通販サイトで買う場合は、日本人の体形や好みに合う日本製の物を選んだほうがいいなと実感しました。現物を見ることができない通販サイトは、商品説明などをしっかりと確認するなどして広告に惑わされないようにしなければと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/エェコ文/あんな著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。待ちぼうけ事件の翌日。担当者から改めて保険の話を聞くため、ワフウフさんは病院帰りの母・あーちゃんと姉・なーにゃんと合流。そこで、あーちゃんは昨日のことをすっかり忘れてしまっていることがわかり、一応謝罪はされたものの、ワフウフさんはガッカリ。保険は、持病について事前に告知していなかったようで、結局審査に通らず契約することはありませんでした。似たもの夫婦?眼鏡を失くしてしまって困るとあーちゃんから3回も電話を受けた姉・なーにゃんは、仕方なく一緒に眼鏡を買いに行くことに。しかし、いざ眼鏡屋さんに到着すると「何を探しているの?」「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と、あーちゃんは何もわかっていない様子……。眼鏡は無事に購入できましたが、休みを返上して付き合った分、ガッカリしてしまったのでした。先日ひいた風邪がなかなか治らない姉。マスク姿の姉を見て、あーちゃんからは体調を気づかうような発言が。「知らなかった」ではなく、「忘れた」のだと思いますが……。その発言に、悪気はないとわかっていますが……。何も理解していないままで謝られても……。その昔、それなりにイチャコラ期もあったあーちゃん夫婦。※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。タイプは違えど、子どもを所有物だと思っている毒親な部分は似ている2人。その昔、家族で旅行に行く途中、車内でとんでもない会話が繰り広げられました。このやりとり、だいぶ衝撃的だったので、今でもハッキリ覚えています。この発言で、親への絶対的な信頼感のようなものが崩れたのを覚えています……。保険の話を聞いていたときも、眼鏡の購入に付き添った日も、姉は風邪をひいていてマスク姿でした。それを見たあーちゃんは「風邪をひいているの? 具合が悪いなら、無理して来てくれなくてもひとりで大丈夫だったのに」と……。ひとりで大丈夫ではないから、無理して付き合っているのですが。そして、お決まりの「あらー。それは悪かったわね!」という軽い謝罪。ただ空気を読んで言っただけの謝罪をされても、何も響かないのに……。今は冷え切った関係のあーちゃんと父・たんたんですが、昔は子どもの目の前でも構わずイチャコラするような仲良し夫婦だった時代もありました。あーちゃんは管理支配型、父は無関心型のいわゆる毒親でした。タイプは違っていますが、子どもを所有物だと思っていたり、子どもの自尊心をつぶしてでも親の権威を振りかざそうとしたりと共通点もあり、もしかしたら似たもの夫婦だったのかもしれません。長いこと夫婦をやっていて似てきたのか、あるいはその似ている部分があるから、こじれながらも夫婦であり続けられるのか……。娘といえども、まだまだわからないことばかりです。--------------「マスクをしている=風邪をひいている」というのは理解できているのに、少し前に風邪をひいていたことは覚えていない様子のあーちゃん。そして、あーちゃん夫婦にイチャコラ期が存在していたのも驚きです。またそのころの気持ちを取り戻してもらえれば、あーちゃんのサポートをお願いできるのに……なんて思ってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月29日私は会社の上司にほとほと困っています。その困った上司についての体験談です。自分のミスを部下にカバーさせる上司私の上司は、何があってもとにかく謝らない人です。上司は仕事上よくミスをするのですが、ミスをしても私にカバーさせます。それだけでも腹立たしいのに、さらにまったく謝らないのです。提案を検討することもなくすべて却下私が会社のため、少しでも業績を伸ばすためにと思って提案したことも、上司はすべて却下。提案に対して聞く耳を持たず、検討することもまったくしてくれません。上司の連絡ミスで集客にも支障が上司はよく連絡ミスもします。そのミスによってあるイベントのお客さんが集まらないという集客に支障が出たこともありました。お客さんが集まらないことで業務がなくなったにもかかわらず、従業員に職場に出社させて待たせるなど本当に失敗だらけ。最近は会社への連絡もなく、1時間以上遅刻して出勤することがほぼ毎日続いています。こんな人がなぜ役職が付いていて、働き続けられるのかが解せません。まとめ世の中にこれほどまでのミスをおかす人はいないと思っていたのですが、まさかの自分の身近にいるため絶望しています。できれば転職したいところですが、それはなかなかできないのが現状です。今の職場環境で我慢せざるを得ず、本当にこの10年間よく我慢したなと思っています。(30代女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/Ru著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月29日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出しました。腫瘍が4cm以上あり、ステージが1B1期→1B2期へとランクアップしてしまいました。大切な人に見せびらかしたいくらい子宮頸がんの手術が終わり、退院して自宅に戻ったとりだまりさん。体力回復のため、とにかく歩く生活を始めました。座っていることが一番しんどかったので、2時間おきくらいにこまめに横になることに。その際、脚がむくまないようにクッションなどで10cm程度の厚みを作って、脚を心臓の位置より少し高めにするようにしていました。術後、シャワーのたびに手術痕を見て思うことがありました。それは意外にも……。子宮頸がんで子宮や卵巣を摘出すると、下腹部に20〜30cm近い傷が、残念ながら残ります。ただ、私はこの傷痕が嫌ではありません。無理しているわけではなく、「なかなか、かっこいい」と本気で思うのです。というのも、ある友人に会ったからで……。「手術の傷痕は、私を生かしてくれた勲章!」そう教えてくれたSは、しんどいことも、嫌なことも、鼻で笑い飛ばして自力でキラキラに変えてしまう、最高に魅力的な友人でした。彼女にそんなふうに言われた後は、脇腹のケロイド状の傷が本当に特別なものに見えて、「なんてかっこいい傷痕なんだ!」と思ったことを覚えています。それに、彼女が大切な宝物を見せようと決めた仲間の1 人に、私を加えてくれたことが、ものすごくうれしかった。その瞬間から、私にとっても彼女の傷痕は、彼女を生かしてくれている宝物になったのでした。だから、私のおなかにも30cm近い大きな手術痕が残ったけれど、この傷は私にとって、同じくすごくかっこいいものです。この先、医療技術が発達して、手術痕をきれいに消せるようになったとしても、絶対に消さないと思います。それくらい気に入ってます。だって、みんなが助けてくれて、私も頑張って、そんなことの象徴なので。あのとき、友人のSがくれたキラキラは、20年近くたった今も、私の中に残っていて、ずっと私を助けてくれています。ー------------------------友人Sさんのおかげで、自分の手術痕を勲章だと思えたと、とりだまりさん。そうポジティブに考えられるとりだまりさんも、とてもすてきですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月29日30代後半ごろから自転車で猛ダッシュしたり、少し走ったりしただけで胸がキューっと締め付けられるような痛みを感じるようになりました。しかし「疲れているだけだ、ゆっくり休めばそのうち治るだろう」と、安易に考えていた私は、初めのうちはそれほど気にしていませんでした。そのうち症状が悪化し、受診すると思いも寄らない原因がわかり……。症状はどんどん悪化も放置それから数年間、症状は横ばい状態。しかし40歳を過ぎたあたりから、急に症状はひどくなりました。駅の階段を上ったときや、横断歩道で赤信号に変わりそうだから少し走るなど、5mも走っていないときでも胸が締め付けられるように痛くなるようになりました。そんな状態になると、もう動けません。2、3分はその場で立ち止まって休まないと進めない状態になってしまったのです。「少し走っただけでこんなに胸が締め付けられるのはおかしいのでは!?」とさすがに不安になりましたが、それでも放置。毎年1回は健康診断を受けているから大丈夫だろうという気持ち、面倒臭いという理由で、病院に行くのをためらっていたのです。子どもに背中を押されて病院へあまりにも頻繁に症状が出るようになっていた私を見て、子どもたちが「ママ、病院に行って!」と言うようになりました。自分はともかく、子どもたちにも不安な思いをさせてしまっているのはいけないと思い、重い腰を上げて内科を受診しました。内科では血液検査をしたり、X線検査や甲状腺の検査をしたりしましたが異常なし。いろいろな検査をしても原因がわからないというのは、不安を増大させました。何でもないときでも、そのことを考えると動悸が激しくなるように。別の症状まで出始めたのです。もっと早く受診するべきだったと後悔しました。内科では原因が特定できなかったので、循環器科の先生を紹介されました。もしかして心臓に異常があるかもしれないの!? とさらに不安が不安を呼び、精神状態はボロボロです。循環器科では、踏み台昇降を一定時間おこなってから心電図を取るといった検査をしてもらいました。検査の結果は異状なし。先生も首をかしげていました。先生がおっしゃるには最後に考えられることは、運動不足ということ。たしかに、私は在宅ワークなので家事以外で体を動かすことはありません。1日に10分でも良いからウォーキングを始めてみるように言われました。1日10分のウォーキングを始めてそれから私はできるだけ毎日、ウォーキングをするようにしました。1日たったの10分ですが、初めのころはとにかく準備をして家を出るのがおっくうでした。でも、ここで続けないと何も変わらないと自分に言い聞かせ、とりあえず10分は頑張ることに。ウォーキングしているうちに、10分普通の速さで歩くのは大丈夫なのですが、早歩きをするとやはり胸が締め付けられて痛いことに気が付きました。もし本当に運動不足が原因なのであれば、相当ヤバい状態なのでは!? と感じた私は1週間ごとに5分ずつウォーキングの時間を増やすことに決めました。1日のウォーキングで「普通の速さで歩く」のと「早歩きをする」のを交互に入れるようにして歩くと、少しずつ変化が見られるようになりました。明らかに日に日に足取りが軽くなり、胸の痛みが気にならなくなってきたのです。1カ月たったころには、早歩きをしても胸は締め付けられなくなりました。やはり、原因は「運動不足」だったようです。まとめそれから私はウォーキングを毎日続けています。今では軽く走っても胸は締め付けられなくなりました。たかが運動、されど運動。これから先どんどん老化をしていくのは止められません。ですが、老化のスピードを確実に緩めてくれるのは「運動」です。いつまでも元気で動ける体を維持するためには、運動が大切だと今回の出来事で学びました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/サトウユカ著者/MA(44歳)中学生と高校生の女子のママ。天職だと思って従事していた幼稚園教諭に体力に限界を感じ、5年前に退職。次女が中学生になったタイミングでにライター・ブロガー活動を始めた主婦。
2024年04月29日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。しかし、記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。退院後の入居施設も見つかりました。後日、入居可の返答が届き、話が進む中、病院からお父さんが発作を起こしたと連絡が! さらに、治療のためなんと最初の病院へ転院が決定。「振り出しに戻った」と泣き笑いのエェコさん。しかもお父さん、転院先で暴れてしまい、鎮静剤を打たねばならない状況に。不安に駆られたエェコさんが叔母さんに電話をすると、覚悟をしておくよう言われて大ショック。挙句の果てに、ゲッソリして帰宅したエェコさんを迎えたのは、お父さんの入院費や定期購読していた健康医薬品の請求書。さらに、お父さんのスマホを解約しようとするも、途中解約金などの支払いが生じるのは必須。支払いだけでなく、代理解約にも問題が山積み。何通もの書類を提出しなければいけないのです。ところが、戸籍謄本を持って携帯電話会社に向かうと、代筆のため電話で本人確認が必要なのだとか。病気で電話確認ができない状態だから代筆をしたのに!? すると、委任状を本人に成り代わってもう一度書き直すよう言われたのです。翌日、ほうほうのていで別店舗に行くと、丁寧な対応で、メンタル激弱になっていたエェコさんは店内で号泣してしまったのでした。ソーシャルワーカーさんと再会スマホ本体の残額や違約金は、覚悟していた10万ではなく、2万弱で済みました。それでも痛い出費ではありますが、ほっとしたエェコさんは新機種を紹介され、結果、節約可能なプランで新たなスマホを購入。人当たりの良い店員さんは、営業力もバッチリだったのです。その後向かったのは……?携帯電話店の次は病院。既知のソーシャルワーカーさんとの再会です。生活保護のこと、役所との連携の依頼、転院先の希望、父の様子など、話すことはたくさん……。「お葬式の準備、したほうがいいレベルですか……?」とガクブルで尋ねた私に、ソーシャルワーカーさんは「回復してきて気力に満ちあふれているらしいです」と笑顔。あのときは、その言葉に心底ホッとしました。--------------エェコさん、お父さんのことを知っているソーシャルワーカーさんに再会し、少し安心できたようです。口にするのも怖いくらいの質問を、覚悟を決めて尋ねたエェコさんの心中は察して余りあります。しかし、心配していたより容態もいいとのこと。このままお父さんが回復に向かってくれるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2024年04月28日私が中学3年のときに親が離婚し、海外赴任する父親と一緒に渡米。その後日本に帰国し、就職を果たしました。さらにこのたび、数年付き合った彼女と婚約することに。相手方の両親にあいさつに行ったのですが、彼女の一族は医者ぞろいだったのです。あいさつの場で追い出され…私の婚約者の家は、曽祖父の代からずっと医者。1人娘の彼女も子どものころから、医者になるべく育てられてきたのだとか。特に義母は家系にこだわり、娘婿にも医者を希望しているそうなのです。「え、俺、ただの会社員だよ」と心配になったのですが、彼女は、「私は医者になってやったんだから、もういいでしょ。自分で選んだ結婚相手の職業くらい妥協させる! ただ、申し訳ないけれど、顔合わせで失礼なことを言うかも……」と言います。「お義母さんは、変な男に引っかからないか心配なんだよ」と返したのですが……。数日後の顔合わせにて。家に上がり、あいさつを済ませるやいなや、なんと私は彼女の母親に追い出されてしまったのです。仕方なく、母親をなだめるため実家に残った婚約者にメッセージを送信しました。「俺だけ追い出された……。お義母さん、俺のことを『中卒底辺』って言っていたよね?」「ごめん……。母がおいっ子にお小遣いを渡してあなたのことを調べさせたらしくて。学歴の記録が中学卒業までしか出てこなかったんだって……」なるほど、そういうことなら、それはたしかに事実です。「人にはいろいろ事情があるし、学歴なんて関係ない。なのに全然話を聞いてくれなくて、もうお母さんとの和解は無理……」と嘆く彼女に、私は時間をかけて説明すると約束しました。聞く耳持たずの義母その翌日、1人で憤慨している義母から、怒りのメッセージが送られてきたのです。「中卒のくせにうちの娘と結婚なんて許さないわ!」「うちは医師家系なのよ?!」「確かに中卒ですね」「日本では」説明もさせてもらえない剣幕に、私は淡々と答えるしかありませんでした。義母は一瞬ひるんだ様子。そう、父の海外赴任についていった私は、アメリカで高校と大学に通っていたのです。日本の学歴が中学校で終わっていたのはそのため。「今は外資系企業で働いています。ちなみに年収を気になさるなら、1000万を超えています」義母からの返信が途絶えたので、私はもうひと言付け加えることに。「さらについでに、俺の父はアメリカで外科医をしています。日本の医大にも客員教授として呼ばれるなど、業界ではかなり知られている存在です」正体を知ると?数分して、どうやら私の父やアメリカでの私の学歴をネットで調べたらしい義母から、謝罪のメッセージが連打されてきました。しかし私は、人の話を聞かず、学歴主義で他者を見下し、こちらの正体がわかると手のひらを返すその態度そのものが解せません。「お義母さんから学歴で罵倒されたことは、父にも伝えておきました。実はお嬢さんも、母親の存在が苦痛で仕方なかったと言っています。彼女が本当は、医者ではなく漫画家になりたかったのをご存じですか? 俺と結婚したら医者をやめ、夢を実現させるために頑張るといっています」その後義母は、泣いて娘に謝ったようですが、今を逃して母の呪縛からは逃れられない、と彼女も覚悟を決めた様子。義父は理解を示し、私たちの結婚を祝福してくれましたが、義母は「漫画家なんてあり得ない!」と姿勢を崩しません。結局、挙式に義母を招待することはありませんでした。これからは、母親の自己満足をかなえるために苦労してきた彼女を支えながら、2人が本当に和解できる日が来ることを祈っています。--------------学歴主義や家系重視の度が過ぎて、娘に自分の希望を押し付けたり他人をバカにしたりなど、もってのほかです。結果、疎遠になってしまいましたが、いつか義母が心を入れ替えて、真の意味で仲直りができるといいですね。著者/ウーマンカレンダー編集室/トーク系読者からの体験談をお届けします。
2024年04月28日私の友人は、夫と1年半交際し、35歳で入籍した新婚さん。結婚してから夫と一緒に住み始めとても仲良しで幸せそうですが、交際中には気にならなかった夫のある行動が友人には理解できず、不満をため込め過ぎて爆発してしまいました。新婚の友人を怒らせることになった夫のある行動とは……?夫婦で決めたルールを守らない夫4カ月ほど前に入籍した、新婚ほやほやの友人。ひとり暮らしの長かった夫は家事ができるので「一緒に生活するとなっても特に気になるところはないな」と、結婚前から思っていたそう。友人は19時前に仕事から帰宅して夕食を作り、夫は19時半ごろには帰宅。夕食をとり片付けまで一緒にした後、友人→夫の順番でお風呂に入り、夜にお弁当作りや洗濯をすることが毎日の流れになったそうです。洗濯に関しては、近所迷惑にならないよう「洗濯機は21時までには回して浴室乾燥機をかける」と最初に2人で決めました。しかし、結婚してから1カ月を過ぎたころ、夫がなかなかお風呂に入ろうとしないことが気になり始めました。友人がお風呂から上がってもスマホでゲームをするかテレビを見ている夫。友人の既婚の姉に聞いたところ、義兄も同じような感じだったので「どこも一緒か……」と思ったそう。それでも、夫に何も言わないと洗濯タイムリミットの21時は過ぎそうなので、ゲームをする夫に「ゲームしたいのはわかるけど、早く洗濯したいからお風呂入ってよ!」というのが日常になっていきました。お風呂問題でもめることが増えた友人の声かけに夫は、「ごめんごめん! すぐ入るね」とすぐ行動してくれる日もあれば、「うーん。今いいところだからもう少し待って!」と、お風呂に入る時間は日によってバラバラ。洗濯したいのに夫はすんなりお風呂に入ってくれず急かすことが増え、友人は次第にイライラするようになったそう。「そうだ! お風呂の順番を変えようよ! ○○君が後だと洗濯する時間が遅くなるし。夕食の片付けは私がするから、その間にお風呂に入ったら?」と提案しても、「うーん。○○ちゃんが先でいいよ!」と、何も考えずに言う夫に友人は深いため息が。時には、時間を見て先に洗濯をしたこともありましたが、なるべく早めに入ってほしいと伝え続けました。また、夫がお風呂に入る時間が遅いので、夫に洗濯と洗濯物干しまで任せたこともありました。ですが、そんな日に限って洗濯機を回したまま夫はリビングで寝落ち……。洗濯物は干されておらず、夜、トイレに起きた友人が干す、ということが何度かあったそう。1、2回は仕方ないなと思っても、何度もあると「こんなにイライラするくらいなら、もう夫には頼まない!」とやっぱり洗濯は自分でやると決め、なおさら夫のお風呂に入る時間の遅さが許せなくなりました。ついに不満が爆発!ある日、生理前でイライラしていた友人。お風呂上がりにいつもの光景を見て「この人は何も言わなかったら何時にお風呂に入るんだろう?」と思い、あえて何も声はかけないことにしたそう。友人は翌日のお弁当を作りながら、先に洗濯機を回し始めました。その間も夫は動こうとせずスマホでゲームざんまい……。洗濯が終わり浴室に干し終えても、夫は一向に動く気配はなく、楽しそうにゲームをしていました。生理前でこれまでのイライラが抑えられなくなった友人は、無言でテレビとリビングの電気を消したそう。すると「え!? 何、何? どうした?」と夫はびっくりしながら電気を付けました。「ねえ、いつまでゲームするの? ○○君はスマホと結婚したの? 近所迷惑のことも考えて洗濯する時間も決めたよね?『○○君、早くお風呂に入りなさい!』ってお母さんみたいなこと言わせないで! ゲームしたいのもわかるし、結婚するまでは○○君にとってこれが普通だったと思うけど、もう少し考えてよ!」と怒ったそう。夫は、友人の怒りにびっくりしたようで「本当ごめん。スマホばっかり触ってる意識がなかった。お風呂のことも毎日言われてたのに……。明日からは、お風呂にすぐ入る! あと、スマホもなるべく触らないから許して!」と反省している様子。夫が素直に謝ってくれたので「私も勝手に電気消して、感情的になってごめん」と友人も謝り、その場が収まりました。翌日、夫は帰宅後すぐお風呂に入り、友人の前でスマホを触る時間を減らしてくれたそう。それからも、友人が「早くお風呂に入って」と言うことはなくなり、夫がスマホ時間を調整したことで友人のストレスもなくなりました。以前よりも夫婦でゆっくり過ごす時間が増え、仲良く新婚生活を楽しんでいるようです。まとめ結婚するとこれまで自分が当たり前だと思っていた価値観を変えることや、夫婦で同じ方向に進もうとしても意見が合わずに喧嘩になるのは避けられないことかもしれません。今回は、友人の意見に対して友人の夫が素直に自分の非を認め、しっかりと行動で示したことで解決し、夫婦の時間も増えました。友人の体験から、私も夫とより良い夫婦生活を送るために、自分と違う価値観に否定から入るのではなく、どうしたらお互い納得する答えが出せるのか話し合うことを忘れないようにしようと思いました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/さくら著者/MISATO産後の物忘れの悪化に悩む2人兄妹のママライター。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすることです。
2024年04月28日ある日、大学時代の友人と新年会をすることになりました。そこで恥ずかしい思いをした私のエピソードです。ドレスコードとは新年会の会場はホテル内のレストランで、予約した友人からは「ドレスコードがあるからオシャレしてきて!」とメールがありました。サンダル・短パン以外ならOK?しかし、私は「ホテル内のレストランなら、ドレスコードがあったとしてもサンダル・短パン以外ならOKのレベルでしょ。どうせ私はオシャレじゃないし……」と思い、私はカジュアルな服装で行くことに。その日は雨が降っていたので、「ヒールで滑ったら嫌だなぁ」と思い、靴もスニーカーにすることに。私だけ浮いている!?ところが、会場に着いてビックリ。他の参加者は全員、小ぎれいなお出かけ仕様の服装で、カジュアル感が強いファッションの私は、かなり浮いてしまいました。まとめわざわざ友人から「ドレスコードがあるからオシャレしてきて!」と連絡があった通り、皆それなりにおめかししていたのです。「私はどうせオシャレじゃないし……」と、ふてくされるのではなく、今度こそはTPOに合わせた服装ができるように私なりに頑張ろうと反省しました。(40代/女性)※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/マキノ著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。「保険の更新で実印が必要」と言う母・あーちゃんがなんだか心配になり、姉・なーにゃんと相談して契約に同席することにしたワフウフさん。しかし、担当者の人と連絡がつかないまま当日を迎えてしまいました。あーちゃんには、担当者が家に来たら駅前のカフェに一緒に来てほしいと伝えたのですが、そのまま数時間がたち、その間になんと担当者はすでに家に到着していて、話が終わってしまっていました。結局、再度ワフウフさん姉妹にも説明をしてもらえることになりましたが、ワフウフさんは無駄足になって終わってしまいました。3回も電話をかけてきて…まさかの待ちぼうけをくらった翌日。改めて担当者から保険の話を聞くために、病院帰りの姉・なーにゃんとあーちゃんと合流。病院ではなーにゃんが昨日のことを説明してくれていたようですが、あーちゃんは何も覚えておらず、とりあえず形だけの謝罪を受けました。その後、担当者と話をして、あーちゃんが持病について何も話していなかったことがわかり、保険契約の審査は通らず、契約することはありませんでした。眼鏡を失くし、書類の文字が読めない状態で不便そう……。「困った」と電話をかけてきたので、もう一度探してみるように言いますが……。また同じ内容で電話をかけてきて……。仕方がないので、一緒に買いに行くことに。ここで甘えられても残念ながらうれしいとは思えず。こういうときこそ、父にサポートしてほしいところですが、お金が絡まないと助けてはくれないでしょう……。そして、眼鏡屋さんに到着しましたが、目的を忘れてしまったようで……。さすがにそこを忘れないで……!なんだかんだで、無事に購入が完了。もう失くさないように言ったところ……。……!?ええええええ……。姉と病院にいたとき、あーちゃんは眼鏡がないと言っていたようで、保険の話が片付いてゆっくり過ごそうとしていた姉に、3回も電話をかけてきたそう。仕方なく、休みを返上してあーちゃんの眼鏡を買いに行くことにしたなーにゃんですが、眼鏡屋さんに到着するやいなや、あーちゃんは「何を探しているの?」とひと言。姉がここまでの経緯を説明して、無事に眼鏡の購入が完了。「もう失くさないようにね!」と最後に姉が言うと、あーちゃんは「今日、眼鏡を失くして買いに来たの?」と言い、あんなにないと困ると騒いでいたのにすべて忘れている状況に、姉は絶句してしまったのでした……。--------------失くしたものが眼鏡となると、日常生活が不便なのは想像できますよね。そして、3回も電話をしてきたのなら、相当困っているのだと思うでしょう。それなのに、実際に買いに行って「何を探しているの?」なんて言われてしまったら、ショックですね。そこまで思い入れがないと、また失くしそうな気がしてハラハラしてしまいそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月28日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出しました。術後は生活上の注意点があり、唯一楽しみにしている長湯ができなくなり、ショックで泣いてしまいました。2時間おきくらいにこまめに横になり…子宮頸がんの手術後、摘出した子宮と卵巣、子宮筋腫を見せてもらうと、子宮筋腫が大き過ぎて驚いたとりだまりさん。腫瘍は4cm以上だったことがわかり、ステージが1B1期→1B2期へとランクアップしてしまいました。1B2期で腫瘍が4cm以上だと術後に放射線と抗がん剤をおこなうのが標準治療とのことだったのですが、医師からはっきり「抗がん剤をおこなう」と言われるまでは諦めきれない気持ちでいました。その後、退院の許可が出て、久しぶりに戻ってきました。体力回復のため、とにかく歩く生活を始めたのですが……。手術を終えて、とりあえず退院し、自宅に帰ってきました! 抗がん剤をするかどうか、病理検査の結果が出るまで、しばしの中休みです。家に戻れてうれしかったのは、久々に飼い鳥に会えたこと! お世話の後は、手術後に始めた習慣に取り組みます。女性用トランクスでもだいぶラクなのですが、男性用に比べると、やっぱりちょっと締め付けがあるんですよね~。脚の付け根の締め付けが気になる方は、よろしければ男性用を!術後、とにかくしんどいのが、下腹部に負担がかかる体勢で過ごすこと。立っていても、座っていても、数時間たつと下腹がむくんでパンパンになり、微妙に熱をもってくる。なので、こまめに横になって、リンパ液を上半身に向かって流し、下腹部の負担を和らげる必要があります。その際、足を心臓の位置よりちょっと高めにするために、クッションなどで10cm程度厚みを作っておくと、脚のむくみが引きやすいと病院で習いました。ただし、あまり高く上げ過ぎると、太ももの付け根あたりで、かえってリンパ液が滞ってしまうとのことで、注意が必要みたいです。こうしたこまめな休憩を挟んで、リンパ液が下肢にたまらないようにしないと、リンパ浮腫になるリスクが高くなります。私の場合は、2時間おきくらいに、こまめに横になるようにしていました。で、そのまま眠っちゃう。実をいうと、術後1年間くらい、こんな感じでした。自宅仕事だから、好きなときに横になれるということもありますが……だいぶだらけてますでしょうか(汗)。外で働いている方は、どうやって休んでいるんだろう? すごく気になります……。ー------------------------下腹部にかかる体勢で過ごすことがとにかくしんどかったと、とりだまりさん。仕事柄、座っての作業がメインだと、こまめな休憩がより必要になりそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月28日私は子どもを妊娠したことがきっかけでセックスレスになり、子どもが3歳になるまでセックスを拒否する状況が続いていました。夫婦仲も険悪になり、夫とは離婚も検討する状況に。そこから第2子出産に至るまでの、夫との紆余曲折をお話しします。夫の誘いを断る生活が続き…第1子を妊娠したのは25歳のころ。この妊娠がセックスレスのきっかけになりました。妊娠中は身重なので夫も誘うことなく配慮もしてくれていたのですが、子どもが生まれてからはもう大丈夫だと思ったのか、子どもが横に寝ている状況で夫から誘われるようになりました。しかし、子どもの寝付きが悪く、私は毎日3時間寝られれば良いほう。そんな生活を送っていたので、出産後も夫の相手はできるわけがなく、毎日「疲れているから」と断る状況が続いていました。子どもが生まれて最初の1年は夫も誘ってくれていたのですが、2歳になるころにはすっかり夜の誘いもなくなり、それ以外にも夫に対する不満が募り、夫婦の会話もまったくない状況に。親を挟んで別居することを検討し始めたことがきっかけで、「一度お互いに対する不満をしっかり整理しよう」ということになりました。察してくれることを期待するのはNG?夫と話し合ってみてわかったことは、考えてみればわかると思うことでも、それに気付いてくれない人がいるということでした。やはり、誘っても「疲れている」で断られることが夫は不満だったようです。毎日3時間の睡眠生活で、休日も子どもの面倒を見てくれない、面倒を見たとしても「遊び相手になったり寝かしつけをしたりしただけで、子育てをしているつもりになっているだけ」ということを伝えたところ、「言われなきゃわからない」と言われました。3時間睡眠で具合が悪くなることや、目が離せない年齢の子どもの相手は気が休まらないことなんて当たり前のことなのに、それすら気付いていないことに驚きました。夫と約束を交わすことにただ、この生活を送っていたら夜の相手をする余裕なんてないことだけはわかってくれたので、日中はベビーシッターを雇って睡眠時間を確保すること、月に1日夫に子どもの面倒を見てもらう日を作ることを約束し、一旦別居の話は保留となりました。この条件をのんだ夫は最初は子育てに苦戦していましたが、私のつらさを理解してくれたことや私に余裕ができたことで夫婦仲も徐々に戻り、2人目の出産に至りました。まとめ1人目の出産がきっかけになったセックスレスを通じて、相手の体調への配慮のなさが影響するのだと感じました。私のように、思い切って相手に伝えてみて改善を要求するのも得策だと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/西野久美イラスト/マメ美著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2024年04月28日抜け毛、薄毛、白髪など、髪の毛にまで及ぶ加齢の魔の手。40歳手前で白髪が生え始め、年齢を追うごとに増えてきたけれど、まだまだ染めるほどではない。「一度染めたらこれからずっと染めなきゃならないですよ」と美容師さんに言われ、なんとか染めずに頑張ってきました。すると最近薄毛のほうが深刻になってきて…。髪の毛は多くて困っていたくらいなのに…以前は、美容院に行くと必ず「ボリュームダウンしてください」とお願いしていたほど髪の毛がフサフサだった私。ところが最近、髪の手触りが変わってきたんです。明らかに少ない……。ボリュームが減っている……。そして、「このままいくと、私の髪の毛どうなっちゃうの?」と不安を感じるように。そんなある日、髪の毛を何げなくかき分けると、衝撃の発見が! なんと、ところどころに円形に脱毛している所があるではありませんか!!原因がよくわからないでいるうちに、自分では見えないところにも脱毛部分ができ始め、美容師さんにも指摘されるほどになりました。その数5~6個。一度見つけると気になって気になって仕方ありません。鏡を見るたびに脱毛部分ができていないか確認するようになりました。さらに悲しいことに、しばらくすると脱毛したところから髪の毛が生えてくるのですが、それが見事に白髪なんです! 脱毛と白髪の悩みが同時にやってきてしまいました。髪の毛が抜けるのはホルモンの影響?調べたところによると、女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、28~35歳をピークに加齢とともに減ってくるそうです。閉経の前後5年くらいの更年期と呼ばれる期間には、エストロゲンが減少することで髪の毛のハリやコシが失われ、髪が細くなったり、本数が減ったり、髪の毛が成長しなかったりで、薄毛を招くようです。円形脱毛症と更年期は関係ないようですが、脱毛と白髪に悩み出してからは、髪の毛に栄養を生き渡せることを意識して、価格重視ではなく成分や効果を見て商品を選ぶようになりました。また全身の血行を良くすることで頭皮の血の巡りも良くなり、抜け毛の予防につながると聞いたので、血の巡りを良くするために、有酸素運動も始めました。若々しい髪の毛を保つために髪のケアについては、ちょっと奮発してオーガニック成分を配合したシャンプー&トリートメントやスタイリング剤を使用し、頭皮に栄養を与えることを心がけました。また、ドライヤーの前にオーガニックオイルを使用するようにしたら、パサつきなどの頭皮トラブルも減り、髪の毛のハリも出てきたように感じます。これにプラスして、有酸素運動としてジャザサイズを始めました。ジャザサイズは、カーディオ(心肺の機能を向上させて持久力アップや健康増進を図る有酸素運動)、筋トレ、ピラティス、ヒップホップ、ヨガ、キックボクシングを融合したエクササイズです。流行の音楽にのせて踊るので、楽しく運動することができます。代謝がアップするので、頭皮にも栄養を巡らせることができると考えています。さらに体を動かすことはストレス発散にもなるので、脱毛への良い効果となるのではと期待しています。まとめ若いころ、髪の毛の生え際が薄くなっている女性や白髪混じりの女性、髪の毛がうねっている女性を見て、なぜもっときれいにしないんだろうと思っていました。自分はそうならないと思っていたら大間違いでした。年齢とともに肌を気づかうように、髪の毛にも気づかいが必要なんですね。とはいえ、髪の毛のことを気にすれば気にするほどストレスになり、髪の毛に悪影響を与えてしまうので、あまり気にせずポジティブに生活したいと意識しています。これから加齢が進むと体力が衰え、体調の変化が表れ、悩みも増えるでしょう。マッサージやエステに行ったり、運動量を増やしたりして、髪の毛のためにも明るく健康的な毎日を心がけたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師/東京美容外科沖縄院院長)美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。著者/オクムラ ヨーコ(43歳)30代で3人の子供を出産し、現在小学生2人と幼稚園児1人のママ。40歳を過ぎても5歳男子と日々格闘中。一番下の子が幼稚園に行き始めたことを機にライター活動を始めた就職超氷河期世代。
2024年04月27日2児の母でありヲタクであるエェコさんによる、お父さんが倒れたときの話を描いたマンガを紹介します。エェコさんのお父さんは脳の病気で倒れ、リハビリ院に入院。しかし、記憶力低下が顕著で預金も資産もない状態だったので、生活保護を申請して支給金を受けることに。退院後の入居施設も見つかりました。後日、入居可の返答が届き、話が進む中、病院からお父さんが発作を起こしたと連絡が! さらに、治療のためなんと最初の病院へ転院が決定。「振り出しに戻った」と泣き笑いのエェコさん。しかもお父さん、転院先で暴れてしまい、鎮静剤を打たねばならない状況に。不安に駆られたエェコさんが叔母さんに電話をすると、覚悟をしておくよう言われて大ショック。挙句の果てに、ゲッソリして帰宅したエェコさんを迎えたのは、お父さんの入院費や定期購読していた健康医薬品の請求書。さらに、お父さんのスマホを解約しようとするも、途中解約金などの支払いが生じるのは必須。支払いだけでなく、代理解約にも問題が山積み。何通もの書類を提出しなければいけないのです。まず、解約委任状の代筆には親子関係を証明する戸籍謄本が必要。しかし役所では発行できず……。というのもエェコさん、お父さんの本籍地が不明だったため謄本を取れなかったことを忘れていたのです! 役所の方と文明の利器の総合力で、記憶していた実際の立地からなんとか昔の住所を発掘。ようやく戸籍謄本を持って携帯電話会社に向かうと、今度は代筆のため電話で本人確認が必要だと言われます。震えながら残金を尋ねると?お父さんは病気で電話確認ができない状態だから代筆をした、と説明したエェコさん。すると、委任状を本人に成り代わってもう一度書き直してくるよう言われたのです。翌日、ほうほうの体で別店舗に行くと、丁寧に対応してもらうことができ、メンタル激弱になっていたエェコさんは店内で号泣してしまったのでした。親切な店員さんに、スマホ本体の残額や違約金をおそるおそる尋ねた私。するとなんと、縛りなどもなく、覚悟していた10万円ではなく、2万円弱で済みました(それでも痛い出費ではありますが……)!感涙していると、その店員さんに新機種を紹介され、節約可能なプランをおすすめされました。気が付くと私は新しいスマホを持ち帰ることに。人当たりの良い店員さん、営業力もバッチリでした!--------------想定額よりはかなり安かったものの、積み重なっていく出費……。これからお父さんのことでエェコさんが経済的にやりくりしなければならないシーンは増えるはず。新機種の購入は予定外でしたが、月々の支払いも安くなるそうなので、結果オーライだったのかも?※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/エェコ2児のヲタママ。「ヲタママだっていーじゃない!」というブログを運営中。育児コミックエッセイ連載やweb広告漫画を執筆している。
2024年04月27日20代前半のころから介護施設で働いている私の友人は、35歳で責任者として働くことに。友人は、責任者としての慣れない業務に奮闘しながらも新入社員の指導もしなければならず、忙しい日々を送っていました。この話は、新入社員のやり方を尊重することで招いてしまった一件によって学びを得た友人のお話です。職場に新しく入社してきたAさんに期待した結果友人の働いている介護施設に入社した20代後半の新人Aさん。現場の責任者をしていた友人は、Aさんの指導にもあたっていました。20代前半のころから介護の仕事を経験してきたAさんは、ある程度の介護に関する知識や技術はあったため、少し説明しただけで仕事を進めてくれます。そんなAさんの姿に友人は、「これから戦力になってくれそうだな」と期待を抱いたそうです。しかし、指導の際にそれぞれの利用者さんの注意事項や覚えなければならないことなどを伝えても、一切メモをとらないAさん。友人がそんなAさんを心配して「念のためメモを取ったほうがいいんじゃないかな?」と伝えても、「私、実践で覚えるタイプなので大丈夫です!」と聞く耳を持ちません。特に、利用者さんごとに異なる情報はなかなか覚えにくく、友人自身が若いころには必ずメモを取っていたので、「最近の若い子はメモを取るのではなく、きっと後でスマホやタブレット内にまとめているのだろう」と友人は思っていたそうです。AさんのミスやAさんへのクレームが目立つようにその数日後、Aさんはミスを犯してしまいます。甘いものを控えなければならない利用者さんに、甘いものを提供してしまったのです。もちろん、友人はAさんにその情報は引き継ぎしていました。たまたま通りかかった看護師が、利用者さんがAさんから提供された甘いものを食べようとする場面を発見したため事なきを得ましたが、その一件を聞いた上司からこっぴどく怒られたAさん。友人はその後、Aさんがうつむいたまま黙々と仕事をする姿を見て、さすがに反省しているだろうと思っていました。ところが、それ以降何人もの利用者さんが友人のもとを訪ねてきてはAさんに対するクレームを伝えてくるようになったのです。友人の施設では、それぞれの利用者さんに対する支援方法が決まっており、利用者さんが戸惑わないようすべての職員がその方法で支援をおこなっていました。しかし、Aさんだけほかの職員とまったく違うことをするため耐えきれない、というクレームが多く寄せられたそうです。Aさんのメモを確認すると…友人は、Aさんのクレームやミスは指導にあたった自分のせいでもあると責任を感じ、Aさんと話をすることにしました。友人が「先日から何人もの利用者さんからあなたの対応についてのクレームが来ているの。利用者さんごとの情報はすべて伝えたと思うんだけど、どうやって業務を進めてる?」とAさんに尋ねると、指導されたときにとったメモを見ながら進めていると言うのです。友人は、メモは取ってなかったと思うけどスマホに記録していたのかな?と思い、「じゃあ、そのメモを見せてもらってもいいかな?」とAさんに伝えると、Aさんは戸惑いの表情を見せながら友人にメモを渡しました。そのメモを確認すると、施設内での1日の業務の流れなど利用者さんとはあまり関係ない内容のみで、利用者さんの情報は一切書かれていなかったそうです。友人は、Aさんがいつもスマホを持ち歩いている姿を見ていたので、「もしかしてスマホに情報をまとめてある?」と聞くと、スマホなどには記録していない、とのこと。友人がこのままではAさんは同じミスを繰り返してしまうと思い、今後は利用者さんに関する細かな情報もメモを取り確認しながら業務をするように指示しました。上司から怒られた上に利用者さんからクレームがあったことを告げられひどく落ち込むAさんでしたが、友人の指示に素直に応じ、以降はメモを欠かさず取るようになったそうです。まとめメモを取って仕事をするのは昭和のやり方なんだ、きっとスマホにメモを残しているんだろう……と友人は勝手に思い込み、Aさんのやり方を尊重してしまった結果、Aさんは多くの人に影響を与えるミスを犯してしまいました。友人は勝手に都合のいい解釈をしてしまったことを反省し、上司として部下にやってもらうべきことはこまめに確認しながら、しっかり業務を進めなければならない、と再認識したそう。今回の出来事を肝に銘じて、Aさんには再度利用者さんの情報を伝えるとともに、メモを取っているか、その内容に不備がないか、しっかり確認しながら引き継ぎをおこなったそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/☆まかりな☆著者/akaringo元気いっぱいの兄妹に翻弄(ほんろう)されつつも子育てを楽しむママライターです。何事も全力で! をモットーに日々過ごしています。
2024年04月27日わが家の夫はかなりのマイペース。心配性でせっかちな私は、楽観的でマイペースな夫の考え方に助けられることも多いのですが、マイペース過ぎてもよくないなと感じることもしばしば……。今回はマイペースな夫のフォローに苦労した、わが家の引っ越しエピソードをご紹介します。家事育児と仕事の両立に効率重視な私とマイペースな夫フリーランスとして働いている私は、会社勤めに比べると柔軟に時間を使えています。だからこそ時間の使い方にはシビアです。仕事や自分のための時間をしっかり確保するために、家事や育児の時間配分を計算し、できるだけ効率的に進められるように日々考えています。一方で、夫はかなりのマイペース。ありがたいことに、家事や育児も与えられた役目は果たしてくれるのですが、効率度外視のマイルールがあるようで……。「これをやったら、あれをやって」と先々まで見越して家事育児をする私とは対照的に、夫はその時点のことしか考えていません。夕飯の準備を頼んでも、冷蔵庫の中身や娘の好みを考えて作るのではなく、「自分がこれを食べたい!」と材料を新たに買ってきて調理。掃除を頼んでも、段取りを考えないので、散らかったおもちゃを片付けずに掃除機をかけ始めて終わらせる始末です。効率が悪いと感じながらも、「気になる部分は人それぞれだし、気になる人がやるべきなのかな」と仕方なく諦めていた私。ママ友に話しても「そんなに家事をやってくれるパパなんていいねぇ」と逆に褒められることも多いため、「やってくれるだけありがたい」と思い込んでしまい、夫のやり方に口出しもしませんでした。引っ越しで浮き彫りになる夫の段取り下手あるとき夫の転職を機に、引っ越しが必要になったわが家。夫の有休消化で数日しっかり休めることに加え、新しい入居先が同じ市内だったので、節約するためにも引っ越し業者に依頼せず自分たちで荷物を運ぶことに決めました。しかし、入居先の都合で荷物を運びこめる日が夫の勤務開始日ギリギリになってしまったのです。入居日前までに荷造りを進めていたものの、夫婦そろって荷物の移動に使えるのは3日間のみ。しかも娘を保育園に預けている間しか動けません。同じ市内での引っ越しとはいえ、車で20~30分はかかります。荷物運びに使えるのは夫のSUVと私の軽自動車、2台だけ。荷室はそこまで広くなく、積み込める量にも限度があります。限られた時間と積載量の中ですべての荷物を運搬するには、いかに効率よく積み込むか考える必要がありました。しかし引っ越し当日、そう考えている私をよそに、何の相談もなく夫はどんどん車に積み込み始めてしまったのです。結局、その場で運びやすいものから車に載せ、入らなくなれば移動して新居に運び入れて……と無計画に進めていましたが、やはり思ったように進みません。挙句の果てに、車に積み込む予定だった自転車を夫が自ら乗って持っていくと言いだしたのです! 時間が限られているのに、なぜ車で運べる自転車をわざわざ乗って運ぼうとするのか、私には到底理解できません。「自転車は車に積めるんだから、他の荷物と併せて一緒に運んだほうが断然効率がいいよ!」と何度か制しましたが、夫のやる気モードは変わらずじまい……。諦めて、自転車で新居へ向かう夫を見送ったのでした。最終的に実家の親も借り出して荷物を運ぶ羽目に…その後の健闘むなしく、やはり夫が休みの間に引っ越し作業を終えることはできませんでした。結局、残りの荷物は仕事の調整ができる私がひとりで運ぶことに。とはいえ、保育園の送り迎えや自分の仕事にも時間が必要です。限られた時間で荷物を運ぶだけでなく、明け渡す家の掃除もしなければならず、どう考えても時間が足りません。最終手段として、急きょ実家の親を呼び出して手伝ってもらい、なんとか明け渡す家の掃除まで終わったのでした。私たち家族の問題なので、引っ越しがスムーズにいかない原因が夫だけにあったとはいえません。しかし、実家の親にまで引っ越しを手伝ってもらったことに対して、夫は申し訳なさもない様子でした。マイペースもここまでくると考えものです。それ以来、夫の非効率なやり方を指摘するようになったのですが、「効率を求め過ぎるとかえって非効率だよ!」と反論されてしまいます。たしかに、効率を求め過ぎてむしろ時間がかかってしまった経験が私にはあるので、言い返せません。このままではまた何か大きなフォローが必要になりかねないと危機感もあるため、効率的なやり方をシェアしてバランスが取れるように夫婦で協力していかなければいけないなと痛感しています。まとめ夫が指摘するように、私の効率重視な方法が必ずしも正解というわけではありません。しかし、今回の引っ越しのようにマイペースすぎてもうまくいかないときがあります。それぞれのやり方のバランスを見て、お互いのマイルールをアップデートしていく必要があるのでしょう。最近では夫にも少しずつ変化があり、冷蔵庫の残り物で夕飯を作ってくれるまでになりました。夫婦それぞれの価値観があるため、思い思いのやり方で家庭がうまく回るのが一番いいのかもしれませんが、マイルールで相手に無理を押し付けるのも違うと思います。お互いのことを考えてバランスを取りながら夫婦で協力していかなくてはいけないなと感じた体験でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/おみき著者/倉本 柊マイペースで楽観的な夫とひょうきんで味のある娘、甘えん坊でうるさい黒猫の3人1匹家族。寝かしつけ後に夜な夜なお仕事するフリーランスママ。最近のストレス発散は100均で爆買い。
2024年04月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんから保険の更新のために実印が必要だと言われたことを姉・なーにゃんに相談したところ、やはりあーちゃんひとりでは心配だと言われたので、ワフウフさんが予定を変更して同席することに。当日、ワフウフさんは、父・たんたんに会いたくないから、場所を家から駅前のカフェに変更してもらえるよう、担当者に連絡しておいてとあーちゃんに伝えました。移動してしまうので、結果はメールでほしいと言うと「アドレスを教えて!」と言われてしまい、いつもやりとりしているのに? と驚きを隠せませんでした。さんざん翻弄された結果結局、母・あーちゃんと担当者がちゃんと話せているのかわからないため、ワフウフさんが担当者と連絡を取ろうと試みましたが、電話はつながらず。しかし、いつの間にか担当者はあーちゃんの家に到着していて、ワフウフさんの知らないところで話がどんどん進んでいました。と言っても、内容を聞く限り、すぐに契約できるような話ではないため、改めてワフウフさん姉妹にも説明をしてほしいと担当者に伝えて終了。結果として、ワフウフさんは無駄足になってしまいました。待ちぼうけ事件の翌日、あーちゃんはすべてを忘れていました……。事情は姉・なーにゃんから聞いたようで……。めちゃくちゃ軽い謝罪をもらいました。おそらく何も理解できていないのだと思いますが。残されたのは、疲労感だけ……。保険の契約に同伴者が必要なのはわかりますが、同伴者がこんなに高齢でもいいという制度に疑問が……。数日後、当初はこんなふうに軽い謝罪だけだったあーちゃんから……。とても申し訳なさそうに謝罪をされました。今になって理解ができたということ!?話を聞く限り、ちゃんと謝っている内容も理解できているようでした。申請は通りませんでしたが、保険金の受取人が父になっていたことをあーちゃんに告げると……。※たんたん:ワフウフさん姉妹の父、あーちゃんの夫。認知症になる前から関係は最悪。険しい顔でこう言いますが、本当に理解できているのかどうかは微妙です。待ちぼうけ事件の翌日。通院には姉が付き添ってくれましたが、その後に私が合流しました。病院では姉が昨日の待ちぼうけ事件について説明してくれていたようですが、あーちゃんは何も覚えていませんでした……。でも、姉から話を聞いてわるいとは思ったようで、「それは悪かったわね!」とめちゃくちゃ軽い謝罪を受けました。その後、保険の人と会って姉と一緒に話を聞きました。すると、担当者はあーちゃんが糖尿病や認知症だということを知らず「審査に通るのはほぼ無理だと思います」と、必要最低限の手続きだけ終えて帰っていきました。その言葉通り、結局審査は通らず保険の契約をすることはありませんでした。ちなみに、審査を通す段階では保険の受取人は父になっていましたが、あーちゃんは気付いていませんでした。そして、実際に必要な印鑑はやはり実印ではなく、引き落とし口座の銀行印だったことも判明。この調子だと、万が一悪い人に付け入られてもわからないと思うので、今回のように知らないところで動かれるのは怖いです……。--------------仕方がないと頭では理解しているつもりでも、やっぱり待ちぼうけをくらったことを全部忘れられていると、ショックですよね……。でも、保険については病気について告げないまま契約をせずに済んでよかったですね。調子が良いときは対応もしっかりできるので、知らないところで何かの契約を結んでしまったら……と思うと、心配は尽きません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2024年04月27日2015年に子宮頸がんが判明した、とりだまり まどさんの闘病体験を描いたマンガ。おなかの膨らみが大きくなっていることに気付き、婦人科を受診したとりだまりさん。その後、がんの専門病院で詳しい検査を受けた結果、がんが確定しました。子宮頸がんの手術では、子宮と卵巣を摘出しました。術後、卵巣がん手術をした「がん友」ができ、同じ境遇でバカ話ができる友人に出会えたことに感謝しました。尿感覚よ、戻れ!手術を終えてからしばらくの間は、いくつか生活上の注意点があるとのこと。その中に無趣味なとりだまりさんが唯一楽しみにしている長湯も含まれていました。ショックを受けて嗚咽(おえつ)してしまいました。手術が成功しても元の体に戻るわけじゃないと気付いたのです。子宮頸がんの手術から10日目、そろそろ退院する日も近そうですが、おしっこの感覚がなかなか戻らず……。術後10日目、まだ尿を出したという感覚が戻らず、看護師さんに導尿してもらいました。退院するには、導尿が50mlを切らないといけないらしく、自分で尿を出しきれないと、退院後も自己導尿をしないといけないため、「尿感覚よ、戻れ!」と思いながら、とにかく院内を歩きまくりました。こんな物が自分のおなかに入っていたなんて……。そして、がんと一緒に摘出した子宮筋腫がデカすぎてびっくり!術後は、下っ腹がめっちゃスッとしました。まぁ、子宮と卵巣の分も減っちゃっているわけですが……。子宮頸がんの場合、4cmというサイズが、1B1期→1B2期へのランクアップの基準になるそう。ああ、本当に嫌だ。というわけで、手術入院はなんとか無事に(?)終えることができました。このときはまだ「がんは4cm以上だったけれど、病理検査の結果次第では、もしかすると抗がん剤、やらなくてもいいのでは!?」と、むなしい期待を抱いておりました。4cm超えとはいえ、がんは子宮の扁平上皮内(へんぺいじょうひない)にとどまっていて、手術できれいに取れたんじゃないかなー、と。先生の「1B2期で、4cm以上」という診断で、抗がん剤フラグはしっかり立っているわけですが、「抗がん剤やるよ!」と言われるまでは、諦めきれないのが、がん患者心です。そんなこんなで、抗がん剤をやるかどうかは、次回の通院まで持ち越されたのでした。ー------------------------摘出した子宮筋腫が本当に大き過ぎて、がん(子宮と卵巣)の存在がかすんで見えたと、とりだまりさん。そんなに大きな筋腫がおなかにあったかと思うと、驚いてしまいますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者/とりだまり まどフリーライター。39歳で子宮頸がん(ⅠB2期)が見つかり、子宮・卵巣摘出、薬物療法(抗がん剤・シスプラチン)と放射線治療を経験。治療体験を描いたブログ『今日のもイキイキと弱音を吐きます』をゆるゆると更新中。
2024年04月27日厚生労働省の2022年人口動態統計によると、脳卒中を代表とする脳血管疾患は日本人の死因の第4位(1位:がん、2位:心疾患、3位:老衰)。その脳卒中の約70%を占めるのが、脳梗塞(のうこうそく)と呼ばれる病気です。どのような病気で、原因は何か、どんな症状があるのかなどを、きくち総合診療クリニック理事長・院長の菊池大和先生に教えてもらいました。教えてくれたのは…監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。脳梗塞とは「脳梗塞」は脳卒中の1つです。脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって脳が障害を受ける病気の総称。その中で「何らかの原因で脳の血管が詰まり、血液がいかなくなって脳が壊死してしまう病気」を脳梗塞と言います。脳梗塞には原因別に、以下の3タイプがあります。・ラクナ梗塞…太い血管から枝分かれした細い血管が詰まる・アテローム血栓性脳梗塞…首や脳の血管の動脈硬化などが進行し、血管が詰まる・心原性脳塞栓症…心臓でできた血栓が血液に運ばれて、脳の血管に詰まる脳梗塞は脳卒中の中で最も多く、全体の約70%以上を占めます。次いで多いのが、脳の細い血管が裂けて脳の中に血の固まりを作る脳出血で約20%。残る約10%は、脳の太い血管にできた脳動脈瘤が裂けて脳の表面に出血するくも膜下出血です。脳梗塞は男性に多いが、女性は閉経後から増加脳梗塞を発症するのは65歳以上の高齢者が全体の9割を占めますが、50歳以下で発症する若年性脳梗塞もあります。男女では、不摂生な生活になりやすい男性に圧倒的に多く見られます。女性は閉経後、加齢とともに発症が増える傾向にあります。女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、血管や骨などの状態を維持する機能を有していますが、これが閉経で減少することにより、血管などに悪い影響が出ると考えられています。脳梗塞の症状症状は、脳梗塞により脳のどの部位が影響を受けたかによって異なります。主に、以下のような症状があります。・片手・片足のまひ、脱力、しびれ・ろれつが回らない、言葉が出ない・めまい・意識がもうろうとしたり、起きているけれど反応が鈍い・片目が見えない、物が二重に見える・立てない、歩けないただし、高齢者の場合は症状が出ないこともあります。家族が「普段より元気がなくておかしい」と感じて受診したところ脳梗塞が判明した、というケースも少なくないので注意が必要です。脳出血の症状との違い一般的に脳出血は、発症した後、数分で症状が進行します。脳梗塞にはほとんど見られない頭痛を伴うこともあります。一方、脳梗塞は、徐々に悪化しながら同じ症状を繰り返したり、症状の進行に2~3日かかったりします。ただし、これはあくまで傾向の1つで、上記に当てはまらないケースも少なくありません。症状だけで脳出血か脳梗塞かを見分けることは不可能で、確実な診断にはMRI検査が必要です。脳梗塞を引き起こす原因脳梗塞の原因は、主に高血圧や糖尿病、脂質異常、高尿酸血症、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病や、慢性腎障害が挙げられます。喫煙、多量の飲酒も危険因子となります。中でも原因として多いのが「高血圧」です。高血圧により血管に負荷が掛かると、血管の内側が傷付き、プラークと呼ばれる沈着物がたまって血管が固くなります。このような血管の状態を動脈硬化と言います。動脈硬化が起こると血液の通り道が狭くなり、血管が詰まりやすくなったり、血液が流れが妨げられる原因となり、脳梗塞を引き起こします。この他、運動やサウナなどで脱水状態になった場合も危険です。脱水状態になると、血液中の水分が失われて血液がドロドロになり、血栓が形成されやすくなります。これが脳梗塞につながる場合があります。また、不整脈は心原性脳塞栓症の原因の1つと言われています。特に女性は男性に比べ、中年期〜高年期に不整脈を発症しやすくなるので注意が必要です。なお、若年生脳梗塞の場合は、生活習慣病などによるものよりも、血管の異常や心臓の病気など生まれつきの疾患が原因となるケースが多数です。脳梗塞が起こる前兆はある?脳梗塞の約3割に「TIA(一過性脳虚血発作)」と呼ばれる前兆発作があります。その特徴的な症状が以下です。・顔……半分が動かなくなって、口元が下がってくる・腕……片方の腕(足)が上がらない、力が入らない・言語……ろれつが回らない、言葉が出ないこれらの初期症状は軽度だったり数分程度で消えたりする場合もあり、たいしたことがないと放置してしまいがち。しかし、早い段階で適切な治療をしないと症状が悪化してしまうので注意が必要です。上の3つのうち1つでも当てはまれば、すぐに救急車を呼びましょう。なお、受診する場合は、一般的な診察であれば内科または神経内科へ。高度の外科的手術などを要する場合は脳神経外科が良いでしょう。脳梗塞の治療脳の細胞は血流が止まると、数時間以内に死んでしまって再生が困難になります。特に脳梗塞は発症後24時間以内に症状がどんどん進行するため、早期発見・早期治療がとても重要です。脳梗塞の治療には、急性期治療と内科的治療とがあります。急性期治療は発症から4.5時間以内で、CTやMRI検査で回復不可能になっていないと判断でき、かつ治療の危険性が高くないと考えられる場合におこなわれる、血管を再開通させる治療です。詰まった血栓を薬で溶かすt-PA静注療法や、カテーテルを太ももの動脈から脳内に挿入して詰まった血管を再開通させる血栓回収療法などがあります。一方、CTやMRI検査ですでに脳梗塞が進行して回復不可能と判断された場合は、点滴の治療薬(抗血栓薬・脳保護薬・抗脳浮腫薬など)を用いるなどの内科的治療をおこないます。急性期治療に比べて副作用は少ないですが、症状の改善には不十分な場合が多くなります。脳梗塞の後遺症後遺症の有無や重度は、脳の細胞の損傷の部位や度合いによって異なり、損傷が激しい場合は重い後遺症が出る場合もあります。後遺症には主に以下があり、脳梗塞の症状がそのまま残る形で後遺症になります。・運動障害:片方の手足のまひなど・感覚障害:触覚や痛覚が鈍くなる場合と逆に過敏になりしびれを感じる場合がある・目の障害:視野が狭くなる、物が二重に見えるなど・構音障害:ろれつが回りにくくなる・嚥下障害:食べ物を飲み込みにくくなる上記の他に、新しいことを覚えられないなどの「記憶障害」や、注意力や集中力が低下する「注意障害」、感情のコントロールができない「感情障害」などの「高次脳機能障害」と呼ばれる症状が出る場合もあります。高次脳機能障害は外見からはわかりにくいため、周囲から誤解を受け、日常生活に支障を来してしまうこともあります。脳梗塞になりやすいNG習慣脳梗塞は高血圧や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病が主な原因となります。不規則な食事や運動不足、喫煙、過度の飲酒、睡眠不足、ストレスのため過ぎなど、生活習慣病の要因はすべてNG習慣と言えるでしょう。1つでも心当たりのある人は、寝たきりになる可能性を防ぐためにも今から改めていくことが大切です。とはいえ、運動や睡眠の量などは年齢や性別、体質で異なり、「適度な量」がわかりにくいもの。そこで、目安の1つとしてBMI(ビーエムアイ)呼ばれる、国際的に用いられている体格指標をチェックすることをおすすめします。BMIの算出方法と脳梗塞になりやすい数値の目安BMIは以下の方法で算出することができます。BMI = 体重kg ÷ 身長mの2乗計算機で計算する場合には「BMI=体重kg÷身長m÷身長m」と入力して算出します。例えば、身長160cm、体重55kgの人の場合、50÷1.6÷1.6=21.48で、BMIは約21.5です。判定は以下の通り・BMIが18.5未満………………低体重・BMIが18.5 以上 25.0未満…普通体重・BMIが25.0 以上 30.0未満…肥満(1度)・BMIが30.0 以上35.0未満…肥満(2度)・BMIが35.0 以上40.0未満…肥満(3度)・BMIが40.0 以上………………肥満(4度)BMIが30を超えると、男性は心原性脳塞栓症の発症率が2倍に、女性はラクナ梗塞とアテローム血栓性脳梗塞の発症率が2倍になると言われています。ただし、これはあくまで目安の1つです。生活習慣病は自覚症状がほとんどなく、検査をしないと見つかりません。定期的に健康診断を受け、異常を指摘されたら放置せず、積極的に治療を開始することがとても大切です。なお、魚の油に多く含まれるエイコサペント酸(EPA)は、脂質異常症の治療に使われる薬にもなっている成分で、脳梗塞の予防にも有効です。EPAは、いわし、さば、さんま、マグロなどに多く含まれているので、普段の料理に積極的に取り入れましょう。まとめ30代、40代のうちは「まだ若いから平気」と、不規則な生活をしたり暴飲暴食をしたりしがち。しかし、生活習慣病はある日突然発症するものではなく、長年の積み重ねで引き起こされます。30代、40代のうちから習慣を見直して、体にダメージを与えない生活を身に付けることが、将来の脳梗塞を防ぐことにつながります。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/かきの木のりみ4つの編集プロダクションで紙媒体の編集をしつつWebの学校に通い、Webと紙両方の編集に携わるようになって約20年。スポーツは見るのもやるのも好きなのだけど、最近はすっかり見るほうに……。ウーマンカレンダー/シニアカレンダー編集室著者/監修/菊池 大和 先生医療法人ONE きくち総合診療クリニック 理事長・院長。地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。
2024年04月27日